2次元配列の現在の位置から周囲の値を取得する

2次元配列の任意の配列の位置から、相対的な位置 右, 下, 左, 上 にある値を取り出す。

forループでdColとdRowの値を順に取り出して、それを現在のインデックスの値に足すことで、右 下 左 上の順でその位置のインデックスを作成できる。

dCol[0]は1 dRow[0]は0なので 現在のインデックスが row = 1 col = 1 の時は nRow = 1 + 0 = 1, col = 1 + 1 = 2となり、右隣りの値が取り出せる。

サンプルコードはJavaを使用しています。

// 3x3配列で現在位置の4方向の値を取り出すサンプル
public class NeighborTemplate4 {
    // 右, 下, 左, 上 の順番
    final static int[] dCol = {1, 0, -1, 0};
    final static int[] dRow = {0, 1, 0, -1};
    final static String[] dirName = {"右", "下", "左", "上"};

    public static void main(String[] args) {
        int[][] grid = {
            {1, 2, 3},
            {4, 5, 6},
            {7, 8, 9}
        };

        int h = grid.length;      // 行数
        int w = grid[0].length;   // 列数

        int row = 1, col = 1; // 中央 (値 = 5)
        System.out.println("現在地 ("+row+","+col+") = " + grid[row][col]);

        // 4方向を順に確認
        for (int i = 0; i < 4; i++) {
            int nRow = row + dRow[i];
            int nCol = col + dCol[i];
            if (0 <= nRow && nRow < h && 0 <= nCol && nCol < w) {
                System.out.println(dirName[i] + " の値 = " + grid[nRow][nCol]);
            }
        }
    }
}

出力
現在地 (1,1) = 5
右 の値 = 6
下 の値 = 8
左 の値 = 4
上 の値 = 2

右, 右下, 下, 左下, 左, 左上, 上, 右上 の値を取り出す場合。

// 3x3配列で現在位置の8方向の値を取り出すサンプル
public class NeighborTemplate8 {
    // 右, 右下, 下, 左下, 左, 左上, 上, 右上 の順番
    final static int[] dCol = {1, 1, 0, -1, -1, -1, 0, 1};
    final static int[] dRow = {0, 1, 1, 1, 0, -1, -1, -1};
    final static String[] dirName = {
        "右", "右下", "下", "左下", "左", "左上", "上", "右上"
    };

    public static void main(String[] args) {
        int[][] grid = {
            {1, 2, 3},
            {4, 5, 6},
            {7, 8, 9}
        };

        int h = grid.length;      // 行数
        int w = grid[0].length;   // 列数

        int row = 1, col = 1; // 中央 (値 = 5)
        System.out.println("現在地 ("+row+","+col+") = " + grid[row][col]);

        // 8方向を順に確認
        for (int i = 0; i < 8; i++) {
            int nRow = row + dRow[i];
            int nCol = col + dCol[i];
            if (0 <= nRow && nRow < h && 0 <= nCol && nCol < w) {
                System.out.println(dirName[i] + " の値 = " + grid[nRow][nCol]);
            }
        }
    }
}

### 出力

```
現在地 (1,1) = 5
右 の値 = 6
右下 の値 = 9
下 の値 = 8
左下 の値 = 7
左 の値 = 4
左上 の値 = 1
上 の値 = 2
右上 の値 = 3
```

関数にした場合。

import java.util.ArrayList;
import java.util.List;

public class NeighborFunction {
    // 右, 右下, 下, 左下, 左, 左上, 上, 右上
    final static int[] dCol = {1, 1, 0, -1, -1, -1, 0, 1};
    final static int[] dRow = {0, 1, 1, 1, 0, -1, -1, -1};
    final static String[] dirName = {
        "右", "右下", "下", "左下", "左", "左上", "上", "右上"
    };

    // 周囲の値を返す関数
    public static List getNeighbors(int[][] grid, int row, int col) {
        int h = grid.length;      // 行数
        int w = grid[0].length;   // 列数
        List result = new ArrayList<>();

        for (int i = 0; i < 8; i++) {
            int nRow = row + dRow[i];
            int nCol = col + dCol[i];
            if (0 <= nRow && nRow < h && 0 <= nCol && nCol < w) {
                result.add(dirName[i] + " の値 = " + grid[nRow][nCol]);
            }
        }
        return result;
    }

    public static void main(String[] args) {
        int[][] grid = {
            {1, 2, 3},
            {4, 5, 6},
            {7, 8, 9}
        };

        int row = 1, col = 1; // 中央 (値 = 5)
        System.out.println("現在地 ("+row+","+col+") = " + grid[row][col]);

        // 関数で取得して出力
        List neighbors = getNeighbors(grid, row, col);
        for (String s : neighbors) {
            System.out.println(s);
        }
    }
}

### 実行結果

```
現在地 (1,1) = 5
右 の値 = 6
右下 の値 = 9
下 の値 = 8
左下 の値 = 7
左 の値 = 4
左上 の値 = 1
上 の値 = 2
右上 の値 = 3
```

Photoshopでシェイプが同じレイヤーに作成されてしまったときの対処法

Photoshopで四角形ツールや三角形ツールなどを使ってシェイプを作成するとき、気づかないうちに複数のシェイプが同じシェイプレイヤーに入ってしまうことがあります。別々のシェイプとして扱いたいのに、ひとつのレイヤーに同居してしまって困ったことはありませんか?

実は、この場合でも簡単に個別のシェイプレイヤーに切り分ける方法があります。

なぜ同じレイヤーになってしまうのか?

シェイプツールのオプションバーにある「シェイプの操作モード」が原因です。

・新しいレイヤーシェイプを作成 … ➡ 毎回別レイヤーに作成される。

・シェイプを結合 … ➡ 同じシェイプレイヤーにまとめられるてしまう。

気づかないうちに「シェイプを結合」モードになっていると、後から描いた図形が同じレイヤーに入ってしまうのです。

Ctrl+Jでシェイプを切り分ける方法

別々の図形が同じシェイプにまとめられてしまうと、個々の大きさを変えたりする際に不便です。

同じシェイプになってしまっても以下の手順で、任意のシェイプだけを新しいレイヤーに分けられます。

  1. パス選択ツール(黒矢印)を選びます。
  2. 切り分けたいシェイプをクリックして選択します。
  3. Ctrl+J(Macは Cmd+J) を押します。
    ➡ 選択したシェイプが新しいシェイプレイヤーとして複製されます。
  4. この操作を元のレイヤーのすべてのシェイプに行えば別々のシェイプに切り分けが可能です。

ポイント

メニューの「シェイプを結合/分割」は、シェイプが“合成”されている場合にのみ使えるため、単に同居しているだけのシェイプにはグレーアウトして使えません。

その代わり、任意のシェイプを選択してCtrl+Jを使えば確実に別レイヤーに切り分けられます。

今後シェイプを同居させないために

新しくシェイプを描くときは、必ずオプションバーで

「新規レイヤー」(四角いマーク)

を選んでから描きましょう。これで常に別レイヤーとして配置されます。

transformで中央配置できないときの注意点 : translate, scale併用時

transformを使用して要素を中央配置する機会は多いと思います。

しかし、思ったように中央配置できない場合、translateとscaleの記述の順番が影響しているかもしれません。

ポイント:scaleとtranslateの併用時は順番に注意する

中央配置したい要素をscaleを使用して大きさを変更し、translateで中央配置したい場合、先にscaleを行わないとtranslateで中央配置したいと思っても、うまく中央に配置できません。cssとKotlinで具体例を見ていきます。

cssでの具体例

1. scale → translate の順番 : 中央に配置できる

サンプルコード
<style>
    .container {
      width: 300px;
      height: 300px;
      background: #fdd;
      position: relative;
      margin-bottom: 40px;
    }

    .circle-correct {
      width: 50px;
      height: 50px;
      background: #14b2a4;
      border-radius: 50%;
      position: absolute;
      left: 50%;
      top: 50%;
      /* 下記の順番だと中央に配置できる */
      transform: scale(2) translate(-50%, -50%); /* 先にscaleを行う */
      transform-origin: top left;
    }

    .label {
      margin-bottom: 8px;
      font-weight: bold;
    }
  </style>
  <div class="label">✅ scale → translate(ズレなし)</div>
  <div class="container">
    <div class="circle-correct"></div>
  </div>
サンプルコードをブラウザで表示したとき
✅ scale → translate(ズレなし)
 

2. translate → scale の順番 : ずれてしまい、中央に配置できない

サンプルコード
<style>
    .container {
      width: 300px;
      height: 300px;
      background: #fdd;
      position: relative;
    }

    .circle-wrong {
      width: 50px;
      height: 50px;
      background: #14b2a4;
      border-radius: 50%;
      position: absolute;
      left: 50%;
      top: 50%;
      /* 下記の順番だと中央に配置できない */
      transform: translate(-50%, -50%) scale(2); /* 後からscaleを行う */
      transform-origin: top left;
    }

    .label {
      margin-bottom: 8px;
      font-weight: bold;
    }
  </style>
  <div class="label">❌ translate → scale(ズレる)</div>
  <div class="container">
    <div class="circle-wrong"></div>
  </div>
サンプルコードをブラウザで実行したとき
❌ translate → scale(ズレる)
 

Kotlinでの具体例

下記のコードで中央に配置できます。

Canvas(modifier = modifier) {
        val canvasSize = size
        // パスのバウンディングボックス(パス全体の矩形範囲)を取得
        val bounds = path.getBounds()

        // 中央に配置するためのオフセットを計算
        val offsetX = (canvasSize.width - bounds.width) / 2f - bounds.left
        val offsetY = (canvasSize.height - bounds.height) / 2f - bounds.top

        // パスのサイズをキャンバス(縦と横のいずれか小さい方)のサイズに合わせる
        val scale = minOf(
            canvasSize.width / bounds.width,
            canvasSize.height / bounds.height
        )

        // パスを変換して描画
        withTransform({
            scale(scale) // ← translateの前にスケーリングする
            translate(offsetX, offsetY)
        }) {
            drawPath(path)
        }
    }

Android Studio USB接続で実機との接続がうまくいかない

今はじめてのアプリ開発を勉強を兼ねて行っています。
Android Studioを使用しているのですが、エミュレーターがどうしてもエラーになってしまい起動できないのでスマートフォンをUSBで接続して動作テストをしています。

USBでのスマートフォンの接続が切れてしまう

開発をしていく中で、昨日まで正常にAndroid Studioスマートフォンが接続できていたのにある日突然接続がうまくできないという事例がありました。

スマートフォンをUSBにさした直後はAndroid Studioスマートフォンを認識するのですが、その後すぐに認識しなくなってしまうという状態でした。

なので、コードを実行する際にはスマートフォンとの接続が切れてしまっているので、コードの実行のテストができなくて困りました。

USBをさすポートを変更して解決

USBを接続していたPC側のポートとは別のポートにかえてUSBを接続したところ、上記の症状はなくなり、安定した接続ができるようになりました。
今使っているPCは下記の記事で組んだPCなので、10万円以下で組んだPCにちょっとした不具合を発見しました。

 

hfactory.hatenablog.com

 

10万円以下で自作PCを作る OS Windows11 インストール編

前回までで自作PCの組み立てまでを紹介しました。

 

hfactory.hatenablog.com

組み立てたPCの構成は下記の記事をご覧ください。

 

hfactory.hatenablog.com

 

今回OSをインストールしたので、その模様をシェアさせていただきます

インストールしたOSはWindows 11 Proです。

インストールにあたっては下記のサイトを参考にさせていただきました。

misoji-engineer.com

作業のポイントなど

パッケージ版のUSBがUSBポートにささらない

パッケージ版のUSBが非常にかたく、USBになかなかささらなくて苦労しました。

上記の記事や差込口との形状を見たところ、銀色の方を差し込むので間違いないことはわかりました。しかし、あまりにもかたいので、もしかしたら青いところがキャップになっているのではと思ってしまったくらいでした。

少しずつ力をかけて押し込んでいったら入りました。

ブートオプションの設定を確認する

上記の記事では電源を入れてしばらく待つとWindowsの設定画面が出てきますと書いてあります。

ただ、パッケージ版の説明ではUSBドライブから起動するように設定するという手順になっていたので、電源を入れた後にDeleteキーを押してBIOSに入り、Bootの設定から起動するデバイスを設定しました。

設定方法については下記の記事が参考になると思います。

akiba-pc.watch.impress.co.jp

また、下記のサイトでも起動デバイスを選ぶ際は『「UEFI:○○」という選択肢を選ぼう。』と書かれています。

www.ask-corp.jp

私の場合もインストール用のUSBは「UEFI : ○○ Partition 1」というような名称になっていました。

なので、それを選択し、セーブしてExitしました。

しばらく待っていると無事にWindowsの設定画面が表示されました。

キーボードの設定をする

Winodwsの設定の中でキーボードの設定をする場面がありました。

デフォルトの選択肢では「PC/AT 拡張キーボード (101/102 キー)」となっていました。

私はデフォルトのままで進めてしまったのですが、

私が今回購入したAmazon Basicのキーボードが対応していたのは「日本語キーボード (106/109キー)」でした。

なので、インストール時のその後の設定ではキーボードの記号のキーが実際に入力される記号と対応しておらず、必要な記号をタイプするのに苦労しました。

プロダクトキーの入力

プロダクトキーは同梱されていたカードの裏面のバーコードの上に書かれたハイフン区切りの文字列がプロダクトキーとなっていたので、それを入力しました。

OSをインストールする場所を指定する

選択肢は2種類表示されていました。

先に詳細させていただいたサイトでは「初めて使うドライブは「割り当てられていない領域」と表示される。」と書かれていましたが、私の場合も「ディスク0の未割り当て領域」となっていました。

空き容量をみれば自分が導入したストレージの容量の近似値が表示されているので、そちらもあわせて確認すれば間違いなくインストール先を指定できると思います。

バイスの名前を設定する

バイスの名前を設定する場面がありましたが、後からでも設定できるとのことだったので、「今はスキップ」を選択しました。

他にも設定事項はあったと記憶していますが、特につまづいた点は以上になります。

手元にスマートフォンを用意してわからないときは調べられるようにするとよいと思います。また、画面を写真で取っておくと自分がどのように設定を進めていったかが後から確認できるので良いかもしれません。

OSのインストール後

USBのWiFi 無線LAN子機の導入

これまで、OSのインストールではLANケーブルを使用してインターネットと接続していましたが、実際に使用する部屋ではLANケーブルは使用できないので、WiFi用の無線LAN子機を使うことにしました。

ただ、購入した商品はドライバーがDVDで提供されていました。今回私が自作したPCではDVDドライバーはつけていないのでそのままではドライバーのインストールができません。

幸いにも今まで使っていたノートパソコンはDVDドライバーがあったので、今まで使っていたノートパソコンを使ってDVDの中身を読み込ませて、DVDの中身をそのまま手元にあったUSBにコピーしました。

そのUSBを今回自作したPCに差し込んで、USBの中のインストーラーを起動したところ、無事にドライバーのインストールができました。

今回自作したPCの使用感

まだそれほど使用していませんが、今のところ問題なく使用できています。

webのブラウジングも問題ありませんし、YouTubeも問題なく見ることができます。

Photoshopも最新のバージョンがインストールでき、起動も問題なくできました。

また、Photoshop自体はそれほど使っていませんが、あまり大きな問題はないように感じます。

ただ、試しにスポット修正ツールを使用したときにブラシのストロークがすこしぎこちない感じがしたのですが、それがPCの問題なのかが判断できないので完全に問題がないとも言い切れません。

今後使っていくともしかすると動作が重くなるような場面が出てくるかもしれません。

また、今アンドロイドスタジオを使って、初めてのアンドロイドアプリ作りに挑戦しています。

その際に、エミュレーターの起動がエラーになってしまったので、実機で開発を行っているのですが、これに関してもPCのスペックの問題なのか、私の設定方法に誤りがあるのか判断できないです。それ以外は問題なく動作しており、特に開発に支障はありません。

追記

現在Android Studioでアプリを作成しているのですが、USBポートの一つに不具合があり、USBでスマートフォンを接続した場合、Android Studioとの通信がうまくいかないことが判明しました。ケース固有のUSBポートなのですが、ケース側の問題なのでしょうか?一応今回のPCの不具合としてメモさせていただきます。

ディスプレイに関して

ディスプレイも基本的には問題ありません。
ただ、web上のレビューでもあったようにスピーカーの音が少しこもったような音になっています。

最初は少し気になりましたが、YouTubeを見るくらいであれば許容範囲だと思っています。もし気になるようであれば別途スピーカーを用意するなどが良いと思います。

10万円以下で自作PCを作る 組み立て編

前回の記事で総額10万円でできる自作PCを紹介しました。

今回は実際に組み立ててみた際に感じた注意点や難しかった点を紹介します。

 

hfactory.hatenablog.com

PCの組み立ては下記の動画を参考にさせていただきました。

ただ、OSのインストールに関しては別のサイトを参考にしました。

www.youtube.com

まず作業全体を通して感じたのが力加減の難しさです。

パーツを取り付ける際にある程度力を入れなければならない場面が多々ありました。

相手は精密機器であり、値段も高価なので力を入れすぎると壊してしまう可能性もあります。

また、ただ単にパーツが固いだけなのか、それとも取り付け方がそもそも間違っているのかが経験不足のため判断できないということもあります。

そのへんが非常に神経を遣い、大変だった点の一つです。

パーツの取り付け方があっているのかどうかは取扱説明書を見ることが第一です。

組み立て前に各パーツの取扱説明書に目を通しておくのがよいと思います。

CPUの取り付け

CPUの取り付けで注意が必要だと思ったのは

  1. マザーボードにCPUを取り付け・取り外すときはしっかり上までレバーを上げる
  2. CPUを置いてからレバーを下す前にCPUが斜めに刺さっていないことを確認する

また、今回使用したマザーボードとCPUに関する注意点として

  1. このマザーボードCPUの取り付け部分は、CPUを取り付けた後に外れるカバーは存在せず、黒い穴の開いたところに直接差し込む
  2. また、CPUの向きを示す切り欠きは存在せず、代わりにCPUに三角の矢印があるのでそれを見て合わせる

冒頭で紹介した動画を見ていただいてもわかるのですが、このマザーボードは黒い穴の開いた部分に直接CPUを置きます。

ただし、レバーがしっかり上まで上がっていないとCPUが下まで入らないようになっています。動画を見てみるとレバーを上げた際に黒い四角い取り付け部分がレバーと連動して少しずれていくのがわかると思います。

私はCPUの取り付け時にCPUがしっかり下まで刺さっていないのにレバーを下げてしまっていました。横から見たときにCPUが斜めに刺さっており、片側のCPUのピンが横から見える状態になっていました。

慌てて刺しなおそうとしてもレバーが下がったままだったので、びくとも動かず、焦りました。幸いにもレバーが下がったままだと動かないということに気が付き、レバーを上げたら簡単にCPUをさしなおすことができ、しっかり取り付けることができました。

幸運にもCPUのピンも折れていなかったので、本当に良かったです。

マザーボードからCPUを動かすときは必ずレバーをしっかり上まで上げるようにしましょう。

CPU用ファンを取り付ける

CPUファンの取り付けはかなり苦労しました。

ファンの向きは動画を見ていただければわかると思います。4つある取り付けねじは正方形の位置関係にはないので、取り付けの前にねじとねじ穴が重なるかどうかをチェックすることが大切です。

また、取り付けねじにはバネが付いており、これが非常に硬く、ねじがねじ穴に届かなくてねじを押し込むために結構力を入れる必要がありました。

取り付けのねじをどれくらい回したらよいのかわからず不安になりましたが、ファンの足の部分とマザーボードのバックプレートのねじ穴がくっつくと(当然ですが)それ以上はねじを回しても締まらないので、バックプレートと足がくっつくまでねじを回して固定しました。

メモリ

メモリも固かったです。しかし無理は禁物です。

ラッチを上げて取り付けます。しっかり刺されば自動的にラッチが戻ってロックされます。逆に言うとラッチが戻らない状態ではしっかりメモリが刺さっていません。

SSD

固定用のねじはほかのねじよりも小さいので、ドライバーは小さいねじにも対応したものもあるとよいと思います。

マザーボードのIOパネル

動画では取り付けが大変と紹介していました。

IOパネルの側面をよく見るとイボのような丸いでっぱりが確認できます。

IOパネルをケースの内側からあてがって、丸いでっぱりをケースの外に出すことで、IOパネルの折れ曲がった部分とでっぱりがケースの壁を挟むことで固定されます。

パチ、パチっとIOパネルを押し込んで固定できます。

また、動画で指摘されていた部分のHDMIツメは折りますが、その他のポートの中に入りこまないハの字のツメは折らないでマザーボードを差し込みます。

マザーボード取り付け用スペーサーの固定

スペーサーの固定は手だけだと固くて奥までねじが入っていかなかったので、ラジオペンチを使用してきっちり閉めました。

個々の作業はドライバー一本では厳しいと思うので、ラジオペンチがあるとよいと思います。

マザーボードの取り付け

マザーボードをただ置いただけではスペーサーの位置とねじ穴が合いません。

ぐっとIOパネル側に押し込んで合わせる必要があります。

ケースへの固定さえできればよいので、ネジはあまり締め付けすぎないようにしました。

IOパネルとスペーサー、マザーボードの取り付けに関しては下記の記事が大変参考になります。

www.dospara.co.jp

ケーブルの取り付け

動画では片手で差し込んでいるように見えます。

しかし、片手だと上からピンを差し込んだ際にマザーボードがたわんでしまいマザーボードに負荷がかかっている感じがしました。

したがってピンをさすときはあいている手でマザーボードを裏から支えてマザーボードがたわまないようにするとよいと思います。

ビープスピーカーの取り付け

動画ではビープスピーカーを取り付けていません。

ビープスピーカーがあるとトラブルシューティングの際に役に立つと思いビープスピーカーをつけることにしました。ビープスピーカーはケースに付属していました。

ケーブルの取り付けに関しては下記の記事が参考になります。

www.dospara.co.jp

基本的にはこれで組み立ては完了します。

下記の記事ではその他ビデオカード等の取り付けの開設がされているます。

www.dospara.co.jp

次回はOSのインストールを行っていきます。
インストールするOSはWindows11です。

 

hfactory.hatenablog.com

 

総額10万円以下で始める自作PC

PCについての知識を増やすために初めて自作PCに挑戦しました。

今使っているノートパソコンがwindows11に対応していないので、windows11に対応したPCが欲しかったというのも理由の一つです。

前提条件

  1. PCを作ることで、PCについての知識を増やすことが第一の目的
  2. ゲームはしないので、あまり高性能なPCは必要ない
  3. windows11に対応していること
  4. 予算は10円前後

参考にしたサイトなど

パーツ選びは下記の動画を参考にさせていただきました。

www.youtube.com

下記の記事は積み立て前の準備として参考にさせていただきました。

www.dospara.co.jp

実際に購入したパーツ

構成パーツはほぼ上記の動画と同じです。

ゲームはしないので、グラフィックボードは今のところ不要と判断しました。

代わりにグラフィック内蔵のCPUを選択し、今後必要ならばグラフィックボードを購入することとしました。

CPU

AMD Ryzen 5 5600G

動画で紹介していたものと同じもの。

マザーボード

ASUS PRIME A520M-E

動画で紹介していたものと同じもの。 

メモリ

CFD W4U3200CS-8G

動画で紹介していた商品とは別の商品を選択。

SSD

キオクシア EXCERIA G2 500GB

動画で紹介していたものと同じもの。

ケース

ZALMAN T8

動画で紹介していたものと同じもの。

電源

玄人志向 KRPW-BK450W/85+

動画で紹介していたものと同じもの。

動画紹介パーツ以外で購入したもの

OS

Windows 11 Pro パッケージ版

モニター

Minifire MFG24F4S

24インチでスピーカー内蔵のもの。

静電気防止手袋

サンワサプライ 滑り止め付き

その他周辺機器

キーボードとマウス

キーボードとマウスは優先のものを選択。無線のものだとOSをインストール前の段階ではドライバーを認識できない場合が考えられます。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

無線でも2.4GHz無線キーボードなら大丈夫らしいですが、優先のものを選ぶのが安全だと考えました。

bbs.kakaku.com

 

その他準備事項

インターネット接続

OSのインストールにはLANケーブルでのインターネットへの接続が必要です。

その他工具

取り付けに必要な工具をそろえる必要があります。

基本的にはプラスのドライバー(できれば数種類)があれば良いという記事を見ましたが、プラスアルファでラジオペンチなどがあると便利だと思いました。

冒頭で紹介した記事で工具等の詳しい説明があるので、そちらを参考にしてください。

総額概算

 

全部でおよそ8万8千円ほどになりました。

私は工具類は大体そろっていたので、今回は購入しなかったので、工具が必要な場合はもう少し金額が大きくなると思います。

ただ、それを見積もっても大体、10万円以下で自作PCが始められます。

次回は組み立て編です。

 

hfactory.hatenablog.com

また、組み立て編の後のOSインストール編もあります。

 

hfactory.hatenablog.com